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突然ですが・・・

 


突然ですが


 頑張っている人が好きなんです !!! 



という今回の記事は   charritaの縫い子さんの事なんだけど


会う度 毎回大きな そしてとってもポジティブなパワーをくれる  彼女の生き方に


感動していまして  ずっと書きたかった事なのでおつき合い下さい。 (超長文です)





charritaの縫い子さん(というか お洋服仕立てられるセニョーラ)は 以前は一名でした。


が、仕事量が増えてきて  しかも彼女に別の仕事があれば 後回しになってしまう。


その悩みを解決したく  モードに詳しいメキシコ人の友人に 誰かいい縫い子さん知ってる?っ


て聞いた所から。




その友達が教えてくれた所に早速行ってみて、 娘とママの家族経営+従業員数名という体制で


これならスムーズそうだ! と一度依頼をしてみました。


でも、値段が驚くべき 今迄の3倍近くの設定で こりゃだめだ・・・と。


一度だけ仕事をお願いし  途方に暮れて帰り道をとぼとぼ歩いていたところ


ふと斜め後ろを振り返った時に  何となくトルソー的な物が目に入った気が!!


一緒だったエリアス君に聞いても「何か縫製屋さん そんな気がした!」というので


その気になった所へ行ってみると



思った通り 小さなスペースで セニョーラが一人お店で縫い物をしていました。



!!!



でも 不思議なんだよね トルソーは外から見える位置にはなかったし


そんなに中がハッキリと見えた訳ではない。


それなのに 二人のあまりの絶望感と悲壮感がそうさせたのか?


それを見かねた神様が導いて下さったのか?


何となく呼ばれた気を辿ってみたら 縫製屋さんでした☆


奇跡だ。




セニョーラに入ってもいい?と聞くと    いいよ!って 縫い物をしていた手を留め メガネを外し


変な外国人が入って来たな という感じなんだろうな。



でお話を進めると とってもいい感触◎


庶民的なおばちゃん 大好き  落ち着くんだよね。


前回の失望した縫製屋さんは ちょっとツンとした感じがあって   


説明も一苦労。 安心して話が出来ない感じ。



このおばちゃんに 手持ちのサンプルを依頼して見る事にし


数日後の上がりを楽しみに ルンルンでスキップしながら帰った!




そして ファーストサンプル上がりの日。


早い時間に行ったら、もう一人の女性が業務用ミシンを踏んでいて


カウンターには受付をするセニョーラの娘さんと その子供達と思われる2人の幼児がいて


アットホームな温かいお店。


一通りに挨拶を済ませ、サンプルを受け取りチェックしてみると


うん OK OK !!!   いい感じ!!!



最初にお話したセニョーラが ここのオーナーで


もう一人の女性が 実際に作業をしているよう。


彼女の技術やこのお店の雰囲気が とてもいいと思い  ありがとう! もっと作りたいサンプルが


あるから持って来てもいい? というと 笑顔で喜んで!と言ってくれた。




そこからノンストップで今に至ります。 出会ったのはほんの3ヶ月前の事で


息がぴったりというか  明るく謙虚で仕事熱心。技術もしっかりあって こちらの言い分をしっか


り理解でき 会話のキャッチボールが出来る。 そして納期は早い。




なんだ、この仕事が出来る人は! と思い  仲良くなるに連れ 色々プライベートな事を話す様


になり。


彼女の名前は レメディオス。 私より2歳若く 4人の子供が居るという w



いつも彼女は夕方17時に仕事を上がるんだけど 17時と同時に急いで帰らないとならない


らしく   途中迄メトロブス(メキシコシティーを網羅する路面電車のようなバス)で


途中迄一緒に帰宅。



「どこに住んでいるの?」と聞くと


「うーん  Indios Verdesの先」


「どのくらい先なの?」


「ミクロ(庶民のバス)で更に40分位」


「えーー !!!    そんな所から来てるの?」



Indios Verdesは メキシコシティーの北部の端っこでメキシコ州の入り口。


メトロの終点駅で地上に上がれば その雰囲気に圧倒されるほど危険度はぐっと上がります。




Indios Verdesでも怖い感じがするのに そこから40分バスって・・・・



色々な話を進めるうちに  彼女は離婚をし 4人の子供を引き取り 新しい生活をIndios Verdes


から40分の所でスタートしたばかりのよう。


「とても危ない場所なの。  子供達がいるからね 早く帰らないとね。おまけに


 Indios Verdesからのバスは 強盗がしょっちゅうで  今迄に3〜4回やられたわ。


 犯人は大体2人組で 入り口と後ろの出口に立ち 逃げさせない様にし

 
 持ってる貴金属を奪うの。ピストル、ナイフ、、 一番怖かったのが 30cmもある

 
 ナイフを突きつけられた時  丁度小銭を持っていなくて  助けてって言ったら


 その腕時計をよこせ! と。 それで事が済んで良かった」と。



そうなの?  ショックなんだけどさ。 本当にそれが現実なんだ!


そんな環境から 毎日こうして都心に出て来てるの?



「でも、何でこんなに裁縫が上手なの?」と聞くと  前の夫とメキシコシティー郊外で


縫製屋さんやってたの。 でもミシン類を全部持って行かれちゃったから


こうして 今はこのお店に仕事に来てるのよ。」



聞けば、住んでいる環境は  麻薬中毒者やチンピラがはびこり


しょっちゅうピストルの音が響き 家に強盗もやってくるって。。


完全なるスラム街・・・   メキシコシティー郊外の現実。




でも彼女はそういう現実を一切見せず とても明るく頭が良くポジティブ  仕事が大好きで


4人の子供達と未来に向かって頑張る スーパーウーマンだったのです。




charritaの仕事も 納期に間に合わない場合は 家に持ち帰り仕事をしているって。


将来は、自分で裁縫屋をやりたいんだって。 15歳の娘がたまに土曜日に彼女と一緒に


来る程 ママが大好きで    その娘に教えて 家族でやりたいんだって。


20歳を過ぎた長男も結構裁縫の才能があるらしい。


だから、まず仕事をいっぱいして お金を溜めて ミシンを買う事から。


それが 一番の目標だって。



「あなた達と出会えて こうして仕事を貰えて 本当に良かった


 凄く前向きに頑張れる。   私も頑張るから 一緒に前へ進みましょう!」



って言われて  どれだけ胸が熱くなった事か・・・・


夕刻のぎゅうぎゅうのメトロブスで 号泣するとこだった。



ヤバい 今こうして書いてるだけで涙でてくるよ。



どんなお題も受けてくれ、 ちょっとイメージと違ったら 何度でもやり直しに


応じて納得いくまでつき合ってくれる。




この縫製屋さんの素晴らしい所は


レメディオスに直接サンプルの打ち合わせなどをして  値段幾ら位になりそう?って聞くと


彼女はオーナーのセニョーラに全て流す。


「これこれ こういう作業があって こうでああで・・・」


するとセニョーラは「うーん このくらいで行きましょう!いいかしら?」て


ちゃんとそれが正しい金額かを私達に聞いてくれる。



セニョーラは「 この一枚縫う金額の中に  家賃、維持費、レメディオスへの仕事代が入ってる


の。」


と言うので


私達は 「完璧だよ! 全てをレスペクトしてる。 ちゃんとJusto フスト=公平に仕事をする事


が私達には重要だ」って言いました。




服を一から作るのって 本当に大変な作業で  自分の夢に向かって黙々と仕事をこなす
 

レメディオスや このカッコいいオーナーのセニョーラの姿は 


私の心を大きく変えてくれた気がします。



私達も安心して任せられ  オーダーが沢山入っても しっかり生産してくれ


それでお互いが喜び合える!   最高じゃないですかーーー




私は外国人で どうしても理解できないメキシコの日常にブーブー文句を言っていたけど


こういう人達と繋がれる事で  そんな大した事ないじゃん! もっと大変な思いしてる人が


いっぱいいるんだよ。  幸せだよ 自分なんて。


って思えてから  凄く楽になりました。





これも現実 そして日常。  今自分が置かれている立場や 一つの希望が有る事を


しっかり堪能し その気持ちと共に過ごせば もっと何かが見えて来る。


そう思います。



きっと人生なんてそんなに大きな爆発的な喜びなんてなくて


喜びや幸せの行き着く所は こういう所にあるんだと思います。




レメディオスは、よくメキシコの小さい子が背負ってる派手な色のキャラクターのリュックを


パンパンにし  上位置に背負い  いかにも庶民のスタイルで 毎日通勤しています。



その姿で15歳の娘と手を繋ぎながら 帰宅している姿を見て


なんだろ この人は 人をぐっと引き込む魅力があるんだなと・・・


何か泣けてくるんですよ。 それも良い涙。



この縫製屋さんへ行った帰り道は  セニョーラやレメディオスと交わす会話で


必ず心を揺さぶられ   帰りのメトロブスは その感情の余韻に浸りながら 良い時間です。


凄く心に染みた映画を見た帰り道のよう。




ここで生活してるから出会えた 心から尊敬できる女性。



あーー なんかスッキリした !!




写真もなく 長文のみで 失礼致しました。   完




























  







 






















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